鶴嶺高校 6/28up ■北陵高校 7/4up

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いつもと少しだけ違う夏
 

やや強い西日が差し込み、グラウンドには長い影ができる。
その中を屈強な若者たちが1つの白いボールを巡って攻防する。

ある意味、日本の夏の風物詩とも言える“高校野球”がまもなく始まる。

ただ、今年の夏はいつもと少しだけ違うと感じる。
それはやはり東日本大震災が様々な爪痕を残しているからだ。

野球をやるべきグラウンドを失ってしまった球児もいる。
いや、そもそも一緒に野球をやる仲間を失ってしまった球児もいるのだ。

管理人は震災後、野球に限らず、あらゆる部活動がどれほどの日常性を取り戻しているかという点に注目してした。
計画停電や鉄道の間引き運転、さらには余震への恐怖。
そういったものを乗り越えてこそ、高校生たちの部活動は成立する。

どうやら湘南地区近辺の学校の大半は平静を取り戻し、野球部員たちは大舞台に挑もうとしている。
本当によかった。

しかし、忘れてはならない。
野球という絆で結ばれている友人たちのうち、残念ながらこの夏を断念した者がいることを。
被災によりチームが失われたものがいることを。

福島では放射線量が高い場合には試合を中止するという異例の取り決めもされている。

野球が出来るというのは、意外に幸せなことだったんだと気づかされる。
その想いを静かに胸にしまっておいて欲しい。
 

いかにして負けるか
 
高校野球は(と言うか、夏の大会は、というのが正しい)いつも美しい。

理由は「負けたら終わり」というせつない潔さだ。

特に3年生はこの夏が最後であり、去年までとは違う風景の中で今野球を必死にやっているはずだ。
その気持ちはどれほど技術があっても、1・2年生にはわからない。

各都道府県の予選を勝ち抜き、甲子園で頂点に立つのは1チーム。
それ以外のチームは全てどこかの時点で負けるというシステムになっている。
(頂点に立ったチームも、そうなった時点でチームは解散する)

高校卒業後、大学・社会人・クラブチーム、ましてプロで真剣な野球が出来る者は圧倒的少数だ。
多くの者にとって、この負けは真剣にやる野球に於いて“最後の負け”なのである。
もしかすると、今後の人生を左右するかもしれないのだ。

だから、選手たちには、やや逆説的だがこう言いたい。
「どうやって負けるか」を考えておこう、と。

負けを考えるというのはいささかネガティブ思考のように受け取れるが、必ずしもそうではなかろう。

「どうしたら相手に勝てるか」を考えない指導者や選手は存在しない。
勝つ、というのは究極の目的となり得るからだ。
その目的を達成するため、犠牲バントやエンドランといった戦術を取り込む学校もたくさんある。
チームのカラーや戦力に合わせて、選手交代もするわけだ。

しかし、いずれ受け入れなければならない負けは予定された事柄の1つであり、これを無視することは「高校野球」というジグソーパズルの大切なピースを欠いていることを意味する。

完全に満足できる負けはあり得ない。
100%の力を出し切ることも、相手のいる試合では難しい。
(相手はこちらの力を出させまいとするからね)

しかし、あらゆる想定をし、きちんとそれを反復し、自分の役割を認識し、試合でも意識を高く持ち、集中力を欠くことなく、あらん限りの準備をするところまでは、野球技術のうまい・へたに関係なく出来る。

そのために苦しい練習もあり、だからこそ豊かな成長要素もあるわけだ。
若き日に一度はそんな経験をしておいて欲しいと切望している。

負けを経験した時、素直に相手が上だったと尊敬し、負けを受容する謙虚な気持ちはとても大切だ。
そしてその気持ちは「絶対に勝ちたい」と自らを叱咤する中から生まれるものだ。

試合に出る人は勿論、出ない人もそうした準備は是非やって欲しい。
それによって、試合により一層積極的に参加できるはずだ。

関係者皆さんの健闘を祈ります。
 
2011.6.26 記 管理人
 
★2011年夏の大会組合せ表はこちら [高校野球ステーションさんにリンクします]

2011.07.04up
 
■監督:松島勝司 ■部長:馬場祐一 ■主将:井出慎太郎 ■部員数:選手48名+マネ6名 ■代表マネ:出路由香里
■初戦:7/13(水)アレセイア湘南高校 藤沢八部球場 
 
起こせるか?『北陵旋風』
 

神奈川県の公立高校野球部の多くは“打倒!強豪私学”が究極の目標である。

そういう側面に於いては北陵高校も同じだと言えるが、管理人が知るところではその目標に向かうベクトルの方向性が少し異なっている。

それは7年前(2004年)、現監督である松島先生が赴任してきたところに起点はあるが、おそらくはこの7年間で北陵というチームが勝つ可能性の高い戦略・戦術を肌で感じて培ってきたものかと推測される。

その2004年の夏、北陵野球部はかなり充実したメンバー構成で、前年の神奈川代表で、のちにメジャーリーグに渡ることとなる田澤投手を擁する横浜商大高校と4回戦で対戦した。

試合は終盤までもつれて、3−5で北陵は惜敗した。[詳しくはこちら

あの試合の一部始終を自分の目で見て、北陵・商大両サイドの応援席の呼吸の音すらも直に聞いた管理人は、強豪私学と呼ばれる高校にも弱点はあり、そこをうまく突けば勝つ可能性は十分あると実感したし、私学の部員や関係者も相手が公立だからといって手を抜いて戦うといった気持ちもないのである。

それでも...

「甲子園」に辿り着けるのは神奈川県184校の中で1校だけであり、どれほど強いとされる学校もいきなり決勝までシードされるわけもなく、少なくとも7回は続けて勝たねばならない。
当然、“一戦必勝”とは言いつつ、初戦から全開モードというわけにはいかない。

その中で投手の調子が悪い、とか、コンディション調整・ピーキングといったものが完全ではない、といったことはしばしば起こり得る。
さらに、もともと野球というゲームが多少の力量差があってもその差の通りの結果にはならないことは誰もが知っている真実だ。

1998年に松坂大輔投手を擁して春夏連続優勝を果たした横浜高校は、はじめから全国優勝を目指すという戦略で、エースを準々決勝まで一切投げさせないという破天荒なプランで県大会に臨んでいたが、それはそうするだけの戦力的余裕があればこそ出来たことなのだ。
(つまり、松坂投手がいなくても、甲子園に出ることくらいは出来るレベルにあった、という意味です)

つまり...

五分と五分とはいかないまでも、何とか三分対七分くらいまでの力量差なら、やってみないとわからないのが野球の面白さだし、どこをどう突いたらその差が縮まり、勝てる可能性が高くなるのかを準備できる学校ならひと泡吹かせることは十分にあり得る。

北陵は少なくともそうした準備をしている学校の1つであることは間違いない。
それは2007年夏の対武相高校戦などでも実証されている。[詳しくはこちら

勿体ぶってしまったようだが、松島監督の目指す野球は表題通り『打ち勝つ野球』であり、それは強豪校と対戦するのにどれほどの投手力でも簡単に完封は出来ないという前提によるものだ。
(勿論、投手を含めたディフェンスの重要性も十分わかってはいるが)

この夏も十全の準備をして大会に臨む北陵。
マネージャーの着ているTシャツの背中には『北陵旋風』の文字が。

さあ、起こせるか『北陵旋風』?

 

まだ残る甘さ。それをどこまで排除できるかが勝負を分ける
 
 
このスコアは6月25日(土)北陵グラウンドで行われた対伊志田高校戦(ダブルヘッダーの初戦)のものだ。

得点経過だけで言うと「先制されたが、その後踏ん張って逆転し、あとをしっかり押さえた」ということになりそうだが、勿論、野球というのはランニングスコアだけで語ることはできない。

このスコアの向こう側にはいくつかの物語が隠されている。
北陵がこの夏『旋風』を起こすためには、何としても取り除いておきたいミスの物語もあるのだ。

思うに、単発的なミスというのはどれほど集中してやってもある一定の割合で出てしまうものかと。
それをいい意味でも悪い意味でも“人間的”と呼ぶ。

少なくとも、北陵の問題はそれではない。

アウトカウントやボールカウントといった基本的状況を意識していないプレーこそが問題となる。
勝負を分けることになるかもしれない“判断ミス”が重なると、勝てる試合も落としてしまうものだからだ。

管理人が認識できた危険因子は2つあった。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
(1)ランダウンプレー
3回表、無死一塁という場面で、ピッチャーの葛城くんがうまい牽制で走者を一二塁間に挟んだ。
狭殺プレーの際は、ベースを必ず誰かがカバーしているという状態でないと走者を生かしてしまうことがあるが、この日の北陵はまさにそのプレーになってしまった。

このプレーが直接得点に繋がったわけではないが、それは結果論であり、いくら打ち勝つ野球を目指すと言っても、守備が破綻しては厳しい。

(2)離塁
4回ウラ、先頭打者が出塁し、次打者がセンターへ大きな当たり。

さて、この場合走者はどういう行動を取るべきだろうか?

@じっとしてる
A思い切って一目散にベースランニング
B二塁ベース辺りまで行って様子を伺う

正解(セオリー)はBであるが、北陵走者はほぼ@状態でタッチアップを狙っている様子であった。
(たぶん...)

打球はセンターの頭を超える二塁打となったが、走者はホームインできなかった。
Bの位置取りなら、まず間違いなく得点できたシーンだ。

その後、ヒットや相手のミスがあって3点取ったのだが、これも結果オーライだと言えよう。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

以上の2つのプレーは相手が強豪なら、息の根を止められかねないものであり、松島監督もそこはとても気にされていた。

反面、いいプレーもあった。

問題の3回表、狭殺失敗で生き残った二塁ランナーをピッチャーの葛城くんが牽制で刺した。
ショートの深沢くんがうまくベースカバーに入ってアウトが成立したが、これはおそらくバッテリーと二遊間でのサインプレーなのだろう。
こうしたプレーが決まると、フィールドの選手は勿論、ベンチや応援席も盛り上がり、流れを引き寄せる要因ともなるものだ。

また、滅多にやらない送りバントを2回ウラ、斉藤くんが成功させた。
管理人が試合後松島監督に訊くと

「今年は左バッターには三塁線に転がすバントを要求しているんですよ」とのこと。

たまにやると相手も虚を突かれた感じで成功率も高いかも。

そして、管理人は不動のトップバッターとも言える長田くんにも注目していた。

というのも、春の地区予選などで彼が出塁した際に、思い切りよく走れるかどうかで場面が大きく変わる、というのを何度か見てきたからであった。

この日は二度出塁し、盗塁成功1、失敗1(但し、これは相手投手にボークがあったと思われる)。
走塁に対する臆病さはかなり取れてきたように感じられた。

「長田はチーム一の俊足なので、序盤はノーサインで走らせています。彼を1つの尺度にして、どういう走塁、どういう進塁打を選択するか、という戦術を考えますので」とは、松島監督の弁だ。

走れ!オサダ!
 
  
左から葛城(3年)・池田(1年)・陸野(3年)の投手陣。それぞれ6回・1回・2回を投げるという予定通りの継投。この夏はこの3枚で勝ち進む予定。肩を痛めていた陸野くんもどうやら目処は立ってきた
 
管理人「投手陣についてはどうですか?」
松島監督「葛城に大きな期待をしています。1年の池田は体は小さいですが、落ち着いて思い切りよく投げるので、本番でも出番があると思います。重いボールを投げますね。陸野はスピードなら一番あるんですが、どれくらい投げられるでしょうか。短いイニングなら大丈夫そうですが。」

管理人「課題は?」
松島監督「昨秋は立花学園に0−1、春はY校(横浜商)に4−5で敗れ、公式戦を接戦で落としていますので、夏はそこをどうするかが課題ですね。技術的に言うと、投手陣は皆、体重移動がヘタなので、そこを改善できるとまだまだよくなりますよ。」

管理人「打撃については?」
松島監督「6月に入ってからは、メンバー中心に打つ量を増やしています。ただ、量だけ増やしてもダメで、素振りやティーの時にどれほど想像力を持って振っていけるか。体の中心線がプレないように打ち込むことも大事です。実戦では4番の葛城との勝負を避けられた時の5番打者のバッテイングには大きな比重があるかと思います。」

管理人「春先にお聞きした時には、冬場かなり振り込ませたとのことでしたが?」
松島監督「ええ。筋トレもさせました。今はバットを振ることで力をつけさせています。力任せではダメですが、力がないとボールは飛ばせませんから。ボールを飛ばす力があってはじめて勝負できます。」

管理人「現3年生はややおとなしいという印象だと昨年も仰っていましたが、印象は変わらないですか?」
松島監督「ええ(苦笑)。まあ全体的に今の子は保守的で、自分で限界や型を決めてしまうようなところがありますね。技術を革新しようにも、壁を作ってしまってなかなか...。」

管理人「ありがとうございました。楽しみにしていますね。」
 
  
試合後のミーティング。右は馬場部長
  
左)松島監督 中)本日の練習メニュー(6月23日編) 右)ピンチでマウンドに集まるの図
 

声のよく出るキャプテン。『常に考えて野球に取り組む』
 
  
 
キャプテンはキャッチャーの井出慎太郎くん(御所見中学出身)。
練習中もとにかく声がよく出る。

管理人「現在のチーム状態はどうですか?」
井出主将「あまりよいとは言えませんが、本番が近づくにつれて、よい方向にしたいと思います。」

管理人「なぜ北陵高校を選んだのか教えてもらえますか?」
井出主将「中学時代は藤沢シニアでやっていて、高校は公立で野球の強いチームでやりたいと思っていました。練習はツライこともありますが、励まし合って一丸で野球のできるチームなので、入ってよかったと思っています。」

管理人「現在テーマとして取り組んでいることは?」
井出主将「練習の時も、常に本番のことを考えてやろう、ということです。」

管理人「昨年の夏、君がキャプテンになった直後にここに来た時にはスコアボードに“考常野球”という文字が大きく書かれていましたが、それは今もチームの課題ということかな?」
井出主将「はい、そうですね。皆で会議をやって、これを1年のテーマにしようと決めました。」

管理人「チームの打撃・守備について聞かせて下さい。」
井出主将「冬に振り込んで、ようやく少し打力がついて、葛城を中心に得点できるようになりました。守りではやや闘争心というか元気が足りないところがあって、ミスが連鎖しやすいところがあります。ミスが出た時、なぜそうなったのか、僕から見てわかることはアドバイスしつつ、落ち着くように心掛けています。」

管理人「君はキャッチャーだから、投手陣のことも気になるよね?」
井出主将「はい。投手の調子が悪い時にどう盛り上げられるか、ということはいつも考えています。今年は葛城が試合を作れるピッチャーなので信頼していますが、それだけで勝てるわけではありませんから。」

管理人「君自身のセールスポイントは?」
井出主将「肩ですかね。冬場に下半身強化と柔軟性のアップを図って、遠投などで鍛えました。」

管理人「心強いね。では、最後にこの夏の目標を。」
井出主将「(きっぱり)甲子園です!」

その意気やよし!
期待していますよ。
 
これが昨夏掲げられていた『考常野球』の文字
 

青シャツマネ軍団参上!私たち全員がベンチに入れるように頑張って!
 
 
左から石原茜さん・中野絵美子さん・福井晴美さん・出路由香里さん。『北陵旋風』吹かせたいね!
 
今年北陵のマネージャーは3年生だけで4人もいる。
他校でもなかなかこういった状態は見聞きしたことはなく、管理人は勿論初体験だ。
(人間、いくつになっても“初めて”って素敵ですネ)

写真は4人で一緒に収まってもらったが、練習運営上の問題で、インタビューは2人ずつ実施したのでご了承を。

まず最初は出路(イズロ)由香里さん(平塚・太洋中学ソフトテニス部出身)と福井晴美さん(平塚・浜岳中学バドミントン部出身)。

管理人「なぜ北陵を選んだの?」
福井さん「電車通学に憧れて(笑)。でも、相模線少ないですね。」
出路さん「行事が多くて盛り上がっているなぁ、と。北陵では勉強・行事・部活が三本柱で楽しいです。」

管理人「マネージャーやってて辛かったことや嬉しかったことは何ですか?」
出路さん「辞めようと思うほどツライことはありませんでした。同学年に4人いたのでいろんなことを共感・共有できました。」
福井さん「選手の頑張りを見ていて、励まされたり、ありがとうと言われて嬉しかったり。今まで味わったことのない気持ちを味わうことができました。」

管理人「北陵野球部について、思うところを語って下さい。」
出路さん「1つの目標に向かって皆が団結して、結束力がある。部活をやるというのが当たり前過ぎて、もうあと少しで終わるのが信じられないです。高校野球には中学時代から興味があって、テレビで見ていましたが、近くで見るのは全く違いますね。ミスがあって成長してゆくところがとてもいいですし、そこでちょっとでも役に立てるのが嬉しいです。」
福井さん「私は野球とはあまり縁がなかったのですが、マネージャーになってこのチームのことが大好きになりました。ここまで来たからには、いい結果も出したいですね。」

管理人「最後に、この夏やっておきたいこと、目標を聞かせて下さい。」
福井さん「自分が1年生だった時に、2級上の先輩マネージャー(臼井祐子さんと上久保めぐみさん。詳しくはこちらが選手たちからすごく感謝されているのを見ていたので、自分もそれに近づけるよう頑張りたいと思います。」
出路さん「残された時間が少ないので、練習風景とか、些細なことも目に焼き付けておきたいです。時間を大切にしたいと思います。」

次に石原茜さん(藤沢第一中学卓球部出身)と中野絵美子さん(平塚・浜岳中学バドミントン部出身。福井さんと同じですね)。
ちなみに、石原さんは2年に弟の亮くんが選手として所属している。

管理人「北陵を選んだ理由を聞かせて下さい。」
石原さん「冷暖房完備ですから(笑)。野球部のマネージャーをやるつもりも最初からありました。」
中野さん「施設面できれいだったというのもありますね。入学後に部活を回って、野球部は活気があると思いました。」

管理人「マネージャーやってて辛かったことや嬉しかったことは何ですか?」
石原さん「辛いのは、やったことがうまく伝わらないことがあったこと。嬉しいのは、部員を支えられていると感じられる時や、感謝の言葉を掛けてもらった時ですね。言葉を掛けてもらえると励みになります。」
中野さん「いろいろなことを学べたと思います。辛いこともあるにはありましたが、4人いると個性もいろいろあって、話し合って解決することが出来ました。だから、1年生部員にはこれからマネージャーになりたい人(2年生は2人マネがいるが、1年生は現在ゼロ)を募集するのに、積極的に声掛けして欲しいです。」

管理人「北陵野球部について、思うところを語って下さい。」
石原さん「野球部は学校でも中心的存在で、合唱コンクールでも野球部枠があるくらいです(笑)。学校の盛り上げ役・リーダー的存在で、中にいてとても楽しいですね。」
中野さん「野球部にいて、マネージャーはしっかりしていなければならないと思いました。審判の方や大会運営でのお手伝いなど、社会との接点を持てるし、大人の経験ができる場所ですね。」

管理人「この夏やっておきたいこと、目標や選手へのメッセージがあれば聞かせて下さい。」
中野さん「マネとしては、次の世代に“より快適に使える環境”を伝えておきたいです。選手には3年マネ全員をベンチに入れるよう、少なくとも4回戦までは勝ち進んで欲しいです。熱が上がるような試合をしてもらいたいですね。」
石原さん「下級生の記憶に残るようなことをしたいです。選手たちには.....『甲子園に連れて行って!』

ありがとうございました。
マネがベンチに2回ずつ入ると決勝まで勝ち上がっていることになりますよ。

選手諸君、頑張ってね!
 
  
試合でのマネージャーの仕事風景です

北陵DNAを繋ぐ者たち
 
  
4年前の卒業生である大川コーチ(左)、一昨年の主将でもあった奥本コーチ(中)。
さらには9年前の主将で現在伊勢原高校ソフトボール部顧問となった佐藤亮太元コーチ(写真右の手前)。

彼らは北陵高校野球部を巣立ったのち、体育系の大学に進み、空いた時間に練習を手伝うというスタイルでその伝統を繋ぎ続けている。

ちなみに、佐藤くんは伊勢原高校ソフトボール部を率いて、一昨年はインターハイで3位に導いた。
この夏もインターハイ出場を決めたとのこと。
(管理人のかつての教え子でもあります)

大川コーチはポイントの選手として、ショートの2年生・深沢くんとセカンドの3年生武宮くんを挙げた。
その理由は「深沢はけがをしない体力があり、武宮は他の選手の2〜3倍練習をしている」とのこと。

彼らが活躍すれば、『北陵旋風』が起こるはず。
期待しよう。
 
管理人からのエール
 
昨夏、思いもよらず初戦敗退となった北陵。
それはつまり現チームの発足がいつもよりかなり早めだったことを意味する。

管理人は昨年の7月17日を皮切りにこのチームの成長を1年を通じて見てきたつもりだ。
夏の練習、秋季大会、春季大会...
彼らが高い意識でゲームに臨み、壁を突破してゆくことを願ってやまない。

実りある集大成を。そして、起こせ!『北陵旋風』!
 


2011.6.28up
 

■監督:亀山博人 ■部長:陣内将記 ■主将:杉田隼平 ■部員数:選手33名+マネ4名 ■代表マネ:吉澤菜摘

■初戦:7/13(水)瀬谷西高校 小田原球場
 
切実な願い
 
鶴嶺高校野球部は2008年までの10年間、県内公立校ではわずか2校(もう1校は大和西)しか存在しなかった「10年連続初戦突破」という快挙を成し遂げていた。

そこには菊地原・加藤・小松・山口といった歴代の監督・部長が“鶴嶺らしい”野球を徹底してきた地道なプロセスがあった。

管理人はそれを『雨だれ野球』と呼んでいるが、その基本的な考えは至ってシンプルで「無死の時は勿論、一死であっても、ランナーが出たら得点圏に送って、1点を取りにいく。コールドで勝つといった考えは捨て、接戦をモノにする」というものだ。
こちらこちらがその実践例です]

必然的に「1対0」に代表されるロースコアのゲームが持ち味で、不要なフォアボールやミスは御法度となる。

10年連続初戦を勝ち上がったという事実というのは、そうした軸になる戦略・戦術を浸透させるとともに、それを全うするだけの選手を毎年育てていたことを意味する。

そうした積み重ねにより、「鶴嶺高校の野球部はしっかりしている」という評判が立ち、公立高校で野球を高いレベルでやりたいという選手も集まる傾向があった。

しかし、その流れの中にあっても2009年夏、11年ぶりに初戦敗退を喫すると、翌2010年も初戦で敗れた。
つまり、今年の3年生たちは「勝って校歌を歌う」という経験がないのだ。

だから、選手やマネージャー、そして監督もこの夏の目標に「勝って校歌を歌う」を挙げているというわけだ。
昨夏より監督となった亀山博人先生の采配やいかに...

管理人も何とか初戦、小田原球場に足を運びたいと考えている。
是非、一緒に校歌を歌いましょう!
(その前に管理人は鶴嶺高校の校歌を覚える必要がありますが...)
 

守りにスランプなし!打たせて取る投手に守備が応えたい

主将:杉田隼平くんにインタビュー
 
  
 
主将の杉田隼平(じゅんぺい)くんは、茅ヶ崎の松浪中学出身。
昨年からセカンドのレギュラーを張り、今年はキャプテンとしてチームをまとめている。

管理人「今年のチームはキャプテンから見てどうですか?」
杉田くん「個々の能力では先輩たちに劣ると思いますが、態度や姿勢はきちんとしていて、守って勝とうという意識は高いです。」

管理人「というと、やはり守備からリズムを作って...?」
杉田くん「はい。打撃のチームが打てないことはありますが、守りにはスランプはありませんから。特に今年のチームはピッチャーが技巧派で打たせて取るタイプなので、守備がそれに応えてあげないとゲームを作れなくなります。相手を3点以内に押さえて、こちらが4点取る野球が目標です。」

管理人「そこで、接戦をモノにするためのバント戦術もあるのかと思いますが、その辺については?」
杉田くん「チームの戦術は監督が決めますが、勿論自分たちも納得の上でバントもやりますし、勝つためにしっかりとやりたいです。」

管理人「守備についてはどんな点に注意したいですか?」
杉田くん「昨秋は地区予選で日大藤沢と8回まで2−1で勝っているという試合がありました。結局、最後は力負け(最終スコア2−4)したのですが、あの試合は守備が崩れなかったので、ウチのゲームの形である接戦になりました。ウチの場合、打撃力がないので、守りが崩れると大差で負けることもあります。やはり秋の湘南工大戦では守りから崩れて0−7になってしまいました。なので、守備では高い意識を持って、ミスを出来るだけ少なくしたいです。」

管理人「昨夏の経験もある松田(直樹)くんをはじめ、投手陣はいかがですか?」
杉田くん「松田は以前は二死から四球などで崩れることがありましたが、最近はそれも減ってきたと思います。松田を含めて3〜4人のピッチャーで乗り切ることになりますが、誰が投げるかは、調子や相手次第ということになります。」

管理人「セカンドというポジションの難しさ、面白さを聞かせて下さい。」
杉田くん「ベースカバーやカットプレーといった細かなことを常に気にするポジションなので、大変さはありますが、深い打球を処理してアウトにするとか、ゴロを捌いてゲッツーを取った時にはセカンドの楽しさを味わえます。」

管理人「初戦までにチームのここを底上げしたい、という部分はどこになりますか?」
杉田くん「まず、守備に対する意識を上げて、バントシフトの徹底やサインプレーについても練習を重ねたいです。それと、個々の力では劣るので、『全員野球』で試合に出る人も出ない人も、自分の役割に徹することですね。」

管理人「キャプテンが期待する選手を挙げてもらえますか?」
杉田さん「ピッチャー松田とキャッチャー松原(弥文)のバッテリーです。そこがしっかりしないとチームも機能しないので。」

管理人「では、最後にこの夏の目標をお聞かせ下さい。」
杉田くん「入学してから2年間初戦負けが続いたので、今年は絶対に勝って校歌を歌いたいです。」

ありがとうございました。
ひときわ声の通る杉田主将。そのキャプテンシーを発揮して、是非初戦を突破して下さい。

整ってきた陣容。鶴嶺らしさで守り勝ちたい

by 亀山博人監督
 
 
まず、このスコアボードを見て頂きたい。
これは6月19日(日)鶴嶺高校グラウンドで行われた、対橋本高校戦第1試合のランニングスコアである。

もしかすると、これは理想のスコアかもしれない。
いつのまにか1点取って、相手に攻めさせず、そのまま押し切る。

この試合の数日前にキャプテンや監督から聞いていた「目指すべき展開」と言えよう。

その原動力はピッチャーの松田くんであり、彼が打たせた打球を粛々と捌く守備陣であった。

亀山監督によれば、松田投手はいい時もあるが、波もあって全幅の信頼とまではいかない、ということらしい。
おそらく、もっと大きく育って欲しいが、そのためには後半つかまらないだけの体力・精神力をさらに積んで欲しいということなのだろう。

きわどいコースを狙って四球を出すようではダメで、もっと大胆に、ヒットくらい打ってもらおうという気持ちで投げないと、却ってピンチを広げることになる、とのことだ。

事前にその話を聞いてから、対橋本高校戦を見せてもらった。
  
左)力投で完封の松田くん 中)戦況を見つめる亀山監督 右)この試合唯一の得点シーン。中野くんのスライディングは見事だった
 
この日の松田くんは1・2回を三者凡退の立ち上がりで、ネット裏から見ていても、ボールが低いところに集まっているのがわかる。
3回表に左足に打球を受け、管理人のうしろで見ていた父母席からは「うわ〜、ここでケガは勘弁してよ」という悲痛な声が聞こえたが、却ってこれで力が抜けたのか、6回まではほぼ完璧と言えた。

攻撃では3回ウラ、二死無走者から3番中野くんが四球を選び、4番の松原くんが左中間を破る三塁打で先制。
ホームに滑り込んだ中野くんのスライディングも見事だったが、打者走者の松原くんが三塁を陥れた走塁も見逃せない。

結果として、松原くんがホームに還ることはなかったが、常に次の塁を狙うという意識が浸透しているのが垣間見えるシーンで、今年の鶴嶺のよい面が出た。

松田くんがやや危なかったのが7回。
先頭打者にライト前に運ばれたが、これを日向くんが一塁で刺す好プレー。
それでもその後に2本ヒットを打たれ、タイミングがちょっとずつ合ってきた印象であった。

ただ、管理人が見たところでは、ボールはずっと低めに集まっていて、少なくとも大崩することはなさそうではあった。

そして問題の最終回。

管理人のメモには「ここをちゃっちゃか押さえて完封したら自信つくぞ」と書いてある。
終盤に崩れた経験を持つ投手はちょっとしたことで不安が頭をよぎるものだ。
今日の松田くんがそうでなければよいが、と思っていた。

彼には完封という経験がないので、ここをゼロで押さえることは、本当に大きな自信に繋がるはずだ。

そして、2アウトランナーなし。
バッターのカウントも2ストライク1ボール。

“あと1球 コール”こそないが、父母席にも安堵感が漂っていた。

ところが....
 
  
手堅い守備を見せた内野陣。左からショート高橋くん、サード柳本くん、ファースト中野くん
 
  
左)1塁コーチャー 中)3塁コーチャー 右)橋本高校戦で打球を受けた松田投手を心配するの図
 
  
基本戦術のバント。この日は送りバント2、セーフティバント1を全て成功させた。右はバックネット裏の観客席
 
野球というのはなかなか難しいもので、「あと一球」となったあと、微妙なコースをボールと判定され、松田くんはやや力んだのか、フォアボールを与え、さらに後続にレフト前ヒットを浴びる。

ここで内野陣がマウンドに集まり、意識確認をするが、牽制悪投でランナー二・三塁となり、一打逆転のピンチを迎える。

ここでもし逆転を許せば、8回までの好投・好守が水泡に帰す。
何としても押さえたいところだ。

次打者の痛烈なゴロがサードを襲い、ヒヤリとしたが、この日安定したフィールディングを見せていた柳本くんが難なく捌いて事なきを得た。
結果的にゴロアウト13という、松田くんの目指す投球が出来ていたのではなかろうか。

...といった経緯を辿って、1−0という最少スコアのゲームセットとなった。

試合後、亀山監督にお話を伺った。

管理人「今日の試合はいかがでしたか?」
亀山監督「松田はまずまずよく投げましたが、最後はちょっと精神面の弱さが出ましたね。9回頭からの継投も考えなくはなかったんですが、ここは投げ切ってもらおうと。松田はちょっとネガティブ思考のところがありますから、こういう場面を乗り切って、大胆に投げてくれればいいですが。」

管理人「バッティングに関してはどうですか?」
亀山監督「相変わらず打てないですね(苦笑)。せめて3点取ってくれって言ってるんですけど。ただ、今日は松原が久し振りに4番らしいバッテイングをしましたね。長打二本(二塁打と三塁打)なんていつ以来ですかね。いつもはストレートしか打てませんが、今日は変化球をうまく打てたのが収穫でしょうか。」

管理人「セーフティを含めてバントは全て決まりましたが、これについては?」
亀山監督「相手が公立であろうが、強豪私立であろうが、ランナーが出たら1つでも先の塁へ送るという“普段着野球”で勝つための形を作ってからでないと、実際に勝つのは難しいですから。うちの非力な打線ではパカパカ打つのは簡単ではありませんからね。」

管理人「初戦の瀬谷西高校戦に向けては?」
亀山監督「先発は松田でいく予定ではあります。ただ、2年生の森野もこの春以降伸びてきて、松田以上のくせ球があります。開き直るタイプなので、面白いかもしれませんね。昨年よりも陣容も整ってきましたので、とにかく1つ勝って、選手たちと一緒に校歌を歌いたいですね。」

管理人「期待する選手がいれば教えて下さい。」
亀山監督「1年生でセンターを守る両村亮成(りょうむらりょうせい)ですね。座間ボーイズで硬式をやっていました。たいへんに礼儀正しく、ガッツもあって、彼が入ったことでチームの雰囲気が変わったところもあります。1年生なので7〜8番で気楽に打たせてやりたいです。彼を含め、1年生を3人ベンチに入れたので、上級生たちへの刺激になって欲しいですね。」

ありがとうございました。

まず初戦に勝って思い切り校歌を歌いましょう。
そして、そのあとには“失くすものは何もない”桐光学園戦です。
桐光学園は神奈川県で最も安定した成績を残しているチームで、鶴嶺がどこまで戦えるのか、是非見たいものです。

そのためにも『初戦必勝』でお願いします!

やっぱり...校歌が歌いたいですね... by manager
 
  
 
代表マネージャーは3年生の吉澤菜摘さん。
将来は旅行関係の仕事に就きたいとのこと。

地元茅ヶ崎の松林中学出身。中学時代はバスケット部に所属していた。

管理人「なぜ野球部のマネージャーになろうと思ったのですか?」
吉澤さん「両親が野球好きだったことが影響しているのかと思います。」

管理人「マネージャーをやっていて辛いことや嬉しいことは何ですか?」
吉澤さん「自分の代が一人だけなので、頼れる存在がなく、しっかりしないといけない、というプレッシャーがありました。でも、部員たちが励ましてくれたり、感謝してもらえたりするので、一緒に野球が出来ること自体が嬉しいですね。」

管理人「選手たちに何か注文はありますか?」
吉澤さん「ん〜、時々物の管理が悪いので、渡したプリントなどは失くさないで欲しい、というのと、様々な連絡はきちんとして欲しい(笑)。あと、凹むと声が出なくなることがあるので、いつも声を出すようにして欲しいですね。」

管理人「なるほど。ところで、今はOBの早田くんがコーチとして来ていますが、選手たちにはどんな効果がありますか?」
吉澤さん「早田さんの代の時はもっと活気があったという話はよくされます。今の選手たちはそれを聞いて意識が上がってきたように思います。」

管理人「これから受験校を考える中学生に対してメッセージをお願いします。」
吉澤さん「鶴嶺高校野球部は、仲良くチームワークがあり、楽しくやるところは盛り上がっています。また、野球に対しては皆が勝利に向けて一丸となる姿勢や気力があります。個人ノックなどで頑張っている姿を見ると、こちらが元気をもらえるようなチームです。是非、受験を考えて下さい。」

管理人「では最後に。この夏の目標を訊かせて下さい。」
吉澤さん「いろんなことがあったけど、一丸となって初戦を突破して、みんなで校歌を歌いたいです!」

ありがとうございました。
校歌が歌えるといいね。

新任部長は22歳!
 

ごめんなさい。
正直に告白すると、 実は管理人は左の人物が部長先生だとは全く気が付きませんでした。

ただ、選手にしては髪が長いし、コーチにしては全然ボールに触らないし...。

あまりの童顔に、応援に来たOBなのかなぁくらいに思ってました。
大変失礼致しました。

 
新部長は陣内将記(じんないまさき)先生。
出身は佐賀県で鳥栖高校、早稲田大学教育学部を卒業して、この春から鶴嶺高校で日本史を教えている。

野球はプレーヤーとしての経験はなく、大学時代にはバドミントンをやっていたそうだ。

管理人「なぜ、神奈川県で教員になろうと?」
陣内部長「日本史が大好きで、何とか日本史で飯を食いたいと願い、関東圏で唯一“日本史”という枠のある神奈川を選んで採用試験を受けました。」

管理人「鶴嶺高校の教員として、やりたいことは何でしょうか?」
陣内部長「今は教科指導以外の公務も多く、そうしたことをきちんとやれるような教師になりたいです。」

管理人「野球部の部長ということで、休日も出ることが多くなりますが...?」
陣内部長「野球を観るのは大好きですし、これも立派な仕事ですから苦になりませんよ。」

管理人「最後に、今後に向けての抱負をお願いします。」
陣内部長「プレーヤーとしての経験がありませんし、技術的なことはわからないので、生徒たちと人間的なコミュニケーションを図るように頑張りたいと思います。」

ありがとうございました。
昨年までの山口先生も若かったですが、陣内先生は見た目、生徒と変わらないほど。
その若さで、是非生徒たちと野球部を盛り上げていって下さいね。

“意識注入” OBコーチ・早田くんの存在
 
  
 
早田洸祐コーチは4年前の卒業生。

2007年夏の大会[詳しくはこちら]では背番号1をつけて活躍。
彼の完投勝利を含め、質の高い野球で鶴嶺は3回戦まで進んだ。

現在は日体大の4年生で、硬式野球のクラブチームである茅ヶ崎サザンカイツの投手としてもプレー中。

彼が鶴嶺高校のコーチとなって、意識が変わったという関係者が多い。
2007年夏。対逗子高校戦完投勝利を収めた早田投手の勇士
  
亀山監督も「彼が来て、完成度の高い鶴嶺野球をしっかりと伝授してくれている。それを厳しいと感じる部員もいるが、とても大切なことなので、厳しくやってくれればと思っています。」と信頼を置いている。

早田コーチ、今度またゆっくりとお話を聞かせて下さいね。